最近、お子さまが将来、社会の中で豊かに生きていくための大事な能力として「非認知能力」という言葉を聞きませんか?
『「非認知能力」の育て方』という本がベストセラーになるくらい注目を集めています。
非認知能力を高めるといいらしいけれどよく分からない。本記事では、非認知能力の種類やどうやったら非認知能力が伸びるのかについて解説します。
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非認知能力とは?
「非認知能力」とは、数値で表せない能力のことで、逆に、数値で表せる能力のことを「認知能力」と呼びます。
文部科学省が見直した2020年の教育改革* やダイワハウスの非認知能力を育む、「子育てするイエ」。
日本は「非認知能力」への取り組みが高まっています。
「認知能力」と「非認知能力」の違い
「認知能力」とはテスト、IQテストなど数値で表せる能力です。
「非認知能力」とは、社会性やコミュニケーション力、自制心など数値で測ることができない能力のことです。
非認知能力の主な種類
代表的な非認知能力の種類をまとめてみました。
周りの人とうまくやっていく力
相手の気持ちを思いやり、人の気持ちを感じ、協力して問題を解決する力のことです。
リモートワークができる世の中になりつつありますが、人とのつながりがなくなることはありません。
お子さまも、幼稚園・保育園、小学校、中学校と集団生活が始まります。
性格や意見が違う相手を思いやり、相手の立場に立って物事を考え、自分の意見を主張しながらも、周りの人の意見にも耳を傾けて問題を解決していく力を伸ばしていくことが大切です。
目標を達成する力
忍耐力、自己抑制、目標への情熱などの力のことです。
例えば、ブロックを高く積みたい。という目標への情熱があり、ブロックを積むけれど倒れてしまう。もう一度初めから積む。倒れる。
何度も倒れる経験から忍耐力や自己抑制を経験し、ブロックが高く積めた時の達成感はひとしおでしょう。
イチローさんの名言「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」のように日々の努力の積み重ねがさらに高みへと続いていくのだと思います。
困難な状況でも、踏ん張って立ち向かう力を小さいころからつけて欲しいです。
自分の感情をコントロールする力
自尊心、楽観性、自信などの力のことです。
自尊心とは「自分はこのままで大丈夫」「他の人と違っていいんだ」と思える心です。
楽観性とは、物事をくよくよしないで上手くいく。と考えることです。
目の前に困難が立ちはだかる時、自分はなんてだめだ。と思わず「自分はここのままで大丈夫」、「うまくいく」と思える心を持ってください。
どうやったら非認知能力は伸びるの?
自分の価値を認めよう
親御さん、たくさんの愛をお子さまに注いであげてください。それが「自分ははこのままで大丈夫」「他の人と違っていいんだ」と思える気持ちへとつながります。
自分で考えて行動しよう
ことわざの「好きこそ物の上手なれ」のようにお子さまの「好き」を見つけて伸ばしてあげましょう。お子さまの経験値をあげてやり抜く力へとつながっていきます。
やり抜いてみよう
困難な状況でも最後までやり抜いてみましょう。その経験はお子さまにとって貴重となり新たなチャレンジへとつながっていきます。
まとめ
非認知能力とは
- 周りの人とうまくやっていく力
- 目標を達成する力
- 自分の感情をコントロールする力
自分の価値を認め、自発的に行動し、やり抜いてみましょう。